大会参加のため、最寄り飯能駅まで地元からおよそ2時間。ビジネスホテルに泊まり朝。
雨こそ降ってはいませんでしたがはてしなくそれに近い曇り空でした。バス停ではすでにかなりの行列が出来ていましたが、臨時バスも動員されているということで問題なし。私は予定のバスにぎりぎり乗れたのですが、むしろ次のバスに座ったほうが良かったかも。満員のバスできつい体勢で40分ほど立つ羽目に。
会場の河川広場へ。受付はすんなり終了。今回は序盤のロードがウォーミングアップととらえ、スタート1時間前の入場でも気にせず。荷物預かりは当初荷札に番号を書かせるということでしたが長蛇の列となり、スタッフが手っ取り早い方法に切り替えて対応していたようです。
9時のスタート時にはぽつぽつと。この時点では気にならない程度でした。まず、名栗湖周辺のロードを約5キロ回ってからトレイルへ。私は真ん中よりやや後ろのほうにいましたが、やはり渋滞で前がつかえました。ただ、急いでもどうせ後でへろへろになって歩いているのだから同じ話です。
またこのあたりは沢筋で結構水が勢いよく流れていました。流れを石伝いに飛んだり沢に水をつかったり...。靴が水浸しだ、と思いましたがそんなのは大した問題ではありませんでした...。
中腹のエイドをでて林道を登り始めたところで、ふくらはぎが硬直を...。こんな序盤でつってしまうとは。どなたかから塩飴をいただきました。かなりの不安を抱えながらも収まってきたので前進。トータル95分ほどで棒ノ峰へ。雨は降り続いていましたがまださほどではありませんでした。
...ここからはレース中の写真をとっていません。それどころではなくなったのととてもデジカメをさわれるような手じゃなくなったので...。
11キロの長尾丸が2時間30分の関門で、そこを1時間53分で通過。ここが3箇所目のエイドで、コースには7箇所のエイドがあり、飲料、軽食を提供してくれました。道路沿いの場所もありますが本当の山の中にもあり、ほんと大変だと思います。
ここから約4キロ先の日向沢ノ峰まで400m登るのですがまさに「壮絶」というような目にあいました...。
個人的には1,2回再び足がつり、収まるまでストップを余儀なくされました。また、雨は激しくなり、用意していた軽量の撥水ジャケットを着けて対応しました。結果的にはこれで十分雨に耐えることが出来ましたが問題はこの雨でぬかるんだ山の斜面でした。
相当急な斜面でもちろん階段などなく、立って登ろうとするとすべり落ちてしまう始末。みんな這いつくばって泥の斜面をかきむしるかのように登っていきました。まあ、いまさら帰ろうと思っても引き返せませんしね...。
私も泥まみれになりながら木の根があれば手がかりに、何もなければ泥をつかむかのようによじ登るという始末で前進しました。
やっとのことで日向沢のエイドに到着するのに長尾丸から92分かかってしまいました。ここからは下り中心ですが、もちろん楽ということはなく、今度は急斜面を何度も滑り落ちる羽目に。ただ幸い怪我という怪我はなく、転び方が良い?のと今回初めて足首にテーピングを施してみたのが幸いしたのかなとも思いました(次回はふくらはぎにもなにか処置すべきですね)。
のぼりほどふくらはぎへの負担がないためか、比較的スムーズに動けるようになり(それでもスピードをあげると悲鳴をあげるのですが)、前半立ち止まって何人にも追い越されたところ後半は追い抜くケースだけ(わずかですが)だったように思います。スピードを上げられなかったせいか、体力的にも余裕のある状態でゴールを迎えることが出来ました。タイムはぎりぎり5時間台というところでした。
ゴール後はてんぷらを頂き、それから、何はさておき川で何もかも洗いました...会場が河原でよかったです。しばらく洗濯を続け、完走証を受け取った後ね会場近くの「さわらびの湯」へ。
参加者は100円割引ということでかなりの人が利用していたようです。温泉を出たころ、雷がなり、大雨が...。
行きもでしたが飯能駅からは有料特急にて池袋へ。8時ごろ自宅へ到着。
正直、これだけしんどい思いは当分したくない、ですが、それだけ厳しい状況だっただけになんとか完走して終ってみるとそれなりの充実感はあります。天候が悪くて景観が楽しめなかったのはまことに残念でしたがトレイル経験一年の初心者としては得るものも大きかったように思えます。
来週は横田基地で5キロのレースですが、木曜あたりには筋肉痛が治まってほしいものです...。
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